モアレについて
「モアレ」とは印刷の仕上がりに見られる波紋のような縞模様が視覚的に発生する現象のことで、別名では「干渉縞」と言われます。規則的に整列した網点同士が干渉した時に、模様が重なる角度などのズレによって発生する模様も「モアレ」の一種です。
また、「模様の形状が崩れている」、「模様の配置間隔が不揃いである」、「トーンを重ね貼り処理する」などで発生することもあります。
また、「模様の形状が崩れている」、「模様の配置間隔が不揃いである」、「トーンを重ね貼り処理する」などで発生することもあります。
モアレが発生しにくいデータ作成方法
弊社ではモアレのチェックやデータの修正は致しません。トラブル回避の為、以下点に注意しモアレが起こらないデータを作成の上、ご入稿くださいますようお願いいたします。
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原寸で作成する配置する画像も原寸で作成してください。
B5のものはB5で、A5のものはA5で作成してください。 -
データの拡大・縮小はしない一度トーンを貼ったデータを回転させたり、拡大縮小したりしますと、アミ点の角度が変わることにより、アンチエイリアス(画像を変換するときに起きる歪みを無くすための処理のこと)がかかります。また、解像度の変更を行う際も同様です。アンチエイリアスがかかることによって、アミ点のまわりがグレーになってしまい、モアレを引き起こす原因になります。トーンを貼ったあとにその部分の加工をしないようにしてください。
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トーンを貼った原稿をスキャンしないトーンを貼ったアナログ原稿を直接スキャンしてデータ原稿化すると、モアレになる場合が多く見られます。トーンまで貼り終わった原稿はそのままアナログ原稿として入稿するか、トーンを貼る前にスキャンして、トーンを貼る作業はデータ上で行ってください。
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トーンを重ね貼りはしない違う模様のトーンを二つ重ね合わせると、不均一なアミ点になり、模様が発生しモアレを起こします。トーンの重ね貼りする際は、重ねるトーンの線数や角度を合わせます。
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グレースケールのベタの上にトーンを貼らないPCのモニターで見る限りは全く問題ないように見えますが、トーンの重ね貼りと同じ現象が起きます。
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グラデーション効果やトーン濃度を調整しないアミ点に影響してしまいます。